流域下水道管理部の紹介 ①下水道の役割、維持管理業務について

当社の総合水処理事業のうち流域下水道管理部の業務内容を、全3回にわたり紹介させていただきます。
第1回目は 下水道の役割、維持管理業務についてです。

私達が毎日の生活の中で使う水の量は昔に比べずいぶんと増え、そして汚れの具合も大きくなりました。
汚れの具合が大きければ流された先の生態系に大きな影響を与えることとなり、自然を破壊することにつながります。私達生き物が健やかに過ごすための自然が、汚れた水を原因にして消えていってしまうのです。
そこで川や湖や海の汚れを防ぎ、自然を守るために、汚れた水を集めてきれいにして流す『下水道』が必要とされるようになったのです。

宍道湖東部浄化センターでは松江市と安来市、宍道湖西部浄化センターでは出雲市と松江市の一部(旧宍道町)の家庭や工場から出る下水をきれいにして、自然にかえしています。
東部浄化センターでは宍道湖・中海の水質改善のために、窒素・りんの除去を目的とした高度処理運転(活性汚泥循環変法+砂ろ過法)で処理水は意宇川を通じて中海へ放流、また西部浄化センターでは標準活性汚泥法で処理水は大社湾(日本海)へ放流しています。

下水道は、私達が健康で快適な生活を送るために必要不可欠な施設です。
いつも順調に下水をきれいにする為には、ポンプ・送風機や脱水機などの機械・電気設備の保守点検、脱水作業、水質分析や微生物の観察などいろいろな仕事が必要です。施設清掃や補修、景観管理なども日常的に行います。

また、下水は絶えず流入してきますので、24時間365日、受託業者である我が社の職員が交替勤務により運転管理を行っています。
常に安全・安定な運行の為メンテナンスを行い、地域住民の皆様の快適な暮らしを支える業務に携わる者として、職員一人ひとりが強い使命感を持ち仕事に取り組んでいます!

 

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宍道湖東部浄化センター
    

 

宍道湖西部浄化センター
                    

 

作業風景